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ピノコよ、さようなら。<手術後>

米Bとジュニアにgood bye!と告げた直後に私は麻酔にしっかりとかかり、目が覚めたのはそれから約4時間後のお昼12時過ぎ。

目が覚めた時、よく状況を掴めず、手術を受けたんだということを認識するのに時間がかかりました。目が覚めた場所は、リカバリールームで、他にも手術を受けたばかりの患者たちがいました。

しばらくボーッとしていたら鼻の左側が異常に痒い…誰か掻いて…お願い。

その後、見にきてくれた看護士に
ぁあのぉ、私のぉ鼻のぉ左側ぁ掻いてくれませんかぁぁぁ?
と声にならない声で恥ずかしげもなくお願いした私。もちろん人の鼻なんて掻きたくないわよね。「管とって大丈夫よ」とその看護士は鼻に通されていた管を取ってくれました。というわけで、鼻の左側は自分で掻きました(笑)。

喉がカラカラに乾き、痰が絡んでいる感じで上手に声が出ないし、話もできません。術中の姿は米Bにだって見せたくない・・・すごいことになっていたハズ。何故なら、麻酔をかけられた後、呼吸をするために、私の喉は斧のような器具でこじ開けられ大きな管が通されたのです。もちろん鼻にも管が通されます。想像しただけでも恐ろしい格好だわぁ。
そりゃあ大きな管が入っていれば、喉も痛いし、声も上手に出ないわねぇ。また水分の分泌を減らすための薬も投与されたので、喉もカラッカラ。

でも術後私を一番苦しめたのは、とても敏感なこの鼻でした。太陽の光にあたっただけでくしゃみがでてしまうほど敏感な鼻。長時間管が通されていた私の鼻は、管が外された途端に痒くなり、鼻水が出始めました。近くを通った看護士に、
あのぉ、ティッシュくださいぃ…
とこれまた声にならない声で、そして情けない声でお願いした私。

リカバリールームで意識がはっきりしてきたところで大好きなドクターがやってきました。他の看護士とブランケットをめくって私の右膝を見て何か話をしている。手術は卵巣を取ることなく成功したとのこと。ヤッタ!!

その後、術前を過ごした準備室に戻り米Bとジュニアと再会。すぐベッドから下ろされ椅子に座らされた…そしたらくしゃみが止まらない…くしゃみする度に傷口がズキズキ痛む。痛いよぉ。

術後ドクターはすぐに米Bと話をしていたようで、その内容を米Bが聞かせてくれました。ピノコの元であるデルモイドは予想していたよりも大きくて手術には時間がかかったこと。また卵巣が悪化するようなものも検査の結果みられなかったので卵巣は取らずに済んだこと。そして、術中に止血するための器具が私の右膝にあたってしまったこと。

なるほど、そういうわけでドクターがリカバリールームで右膝を見ていたってわけですね。たしかに私の右膝には焼けた後があり、テープでカバーされていました。痛くも痒くもないし、小さいし、跡も残らないだろうから別にいいよ、気にしないさ。デルモイドにさようならできたから大丈夫さ!!

その後着替えてと言われたので、おトイレを済ませて着替えようとしたら出血が…。出産のときにお世話になった病院のパンツと信じられないほどの厚さの生理用品にまたお世話になることに…懐かしいわぁ。

麻酔から目覚めてから約1時間後の午後1時半。もう帰宅していいとのこと。朝病院に到着してから本当に6時間きっかりでした。

帰宅してからは、身の回りのことはすべて米Bがしてくれています。私の身体に投与された薬をすべてリストアップしたものをドクターは米Bに渡してくれていて、米Bはそのリストを持って隣の小児科へ。その後小児科から電話が入り、術後12時間後には授乳開始して大丈夫とのこと。でも、ジュニアとつきあってきた私の感覚では24時間が安心!!と思ったので、24時間後から授乳開始することにしました。

この日は一日鼻の痒み/鼻水/くしゃみが止まらず、その度に傷口が痛みました。でも、デルモイドにさようならできて一安心。

あ、そういえば、ピノコの元になったデルモイドの中身まだ見てないぞ。今度ドクターに写真見せてもらわなきゃ。髪の毛とか脂肪がいっぱいなんだろうけど、見たくて仕方のない私です。
楽しみ♪
by soiallie | 2011-09-02 21:46 | ♪ 身体のコト ♪

バンコクで15年も排気ガスまみれの生活をしたけど、未だ超健康優良人。タイと日本の大学→民間企業→米国大学院→NPO勤務→現在は旦那の米BとジュニアとワシントンDCで生活中。☆DCでの仕事+育児奮闘記ブログ☆


by soiallie
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